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みんぎりまわり

令和5年度

6月 平田美香 先生

 今回は、私が今年の冬に体験した心温まるエピソードを紹介したいと思います。
 みなさん、1月に大雪が降った日の事を覚えていますか?私はバイクで通勤しているのですが、その日は帰る頃に雪が降り積もり「バイクは無理だな・・・」とバスで帰る事にしました。吹雪の中、バス停で1時間ほど待ち、やっとバスに乗れたと思ったら今度は渋滞でバスが全く動かず、さらに1時間ほど経った頃、人の多さと熱気で気分が悪くなり、冷や汗も止まらず「もうダメだ」とバスを降りようと思ったのですが、身動きも取れず、近くにいた女性の方に声を掛けました。その方が運転手さんに声をかけて下さり、やっとバスを降りることが出来ました。外の空気を吸うことができてホッとしていると、後ろから「大丈夫ですか?」の声が・・・。びっくりして振り返ると先程助けて頂いた方でした。
 「心配だったので、降りちゃいました」と一緒に降りて下さっていたのです。吹雪の中、見ず知らずの私の為に、ここまでして下さったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして「同じ方向だから」と歩いて帰ろうとしていた私に付き合って下さいました。歩きながら色々な話をしましたが、その時間はなんだか楽しかったです。
 人の優しさに触れ、身体は冷えきっていましたが、心は温かくなりました。

次は、山本尚子 先生です
社会福祉法人久世西福祉会
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