今年で『くぜにし保育園』は創立50周年を迎え、職員として私も16年目となりました。
　思い返せば、保育士としての仕事を学び結婚・出産も経験し、本当に時の流れは早いな・・・と感じる日々です。そして、気づけば我が子も5歳。「もう、年中さんになったからね」が口癖の何でも自分でやりたい盛りです。
　目標をもって何かをさせたいと思い、この春から自転車の補助輪をはずし、玉なし自転車の練習に取り組みました。「年中さんになったから自転車もカッコ良く変身したよ」と伝え、意欲的に練習スタート。初めはうまくバランスが取れず前に進むことが難しそうでしたが、「今日も自転車の練習する」と頑張っていました。しかし、慣れてきた頃にひざを思いっきりすりむいてしまい、「自転車怖い・・・」と心が折れてしまい練習は中断。しばらく練習は無理かなと様子を見ていました。
　そして数日後、外を歩いていると自転車を上手に乗っている人を見かける度「自転車上手に乗れてるね」「すごいね」と誰にでも声を掛け始めたので「練習してみる？」と誘うと「乗りたい」と返事をしたので、練習を再開しました。ついに一人で乗れる日がやってきました。満面の笑顔を浮かべながら、「ママ～！一人で乗れたよ～」と声を響かせ得意気に自転車に乗っている姿は、今でもはっきり覚えています。
　保育園でも、日々の活動の中で色々なことにチャレンジしている子ども達。誉められたり、できるようになったりした時の笑顔はみんなキラキラと輝いています。これからも、子ども達の頑張りや喜びを一緒に味わいながら、この貴重な時間を大切に過ごしていきたいと思います。　

次は、鈴木杏奈先生です。